放課後の囁き ： Limit Break Voice
あとがき ： Postscript

　TWINKLE STAFFシリーズの8番目、「放課後の囁き ： Limit Break Voice」をお送りしました。ファイルナンバーはts013.htm。
　この小説はぴーちゃんさんのサイトで行われたチャットイベントへ投稿したものです。選択したテーマは「声」。間接的に「月」も入っていますが、それはおまけ程度かな。自分の別の趣味の事もあり、聴覚と関係すると途端に張り切るのがお約束です。（＾＾ゞ
　そして初めての僕にとってはこれが初めてのアリすず小説になりますね。長編を始める前に一度は書いておかないといけないと思い、手探りの部分が多いながらも僕なりのアリすずを書いてみました。まだちょっと性格は掴み切れていない部分がありますが、お互いの立ち位置はこんな感じかなと。アリサさんがヘタレ攻め、すずかさんが誘い受けといった感じでしょうか。
　特にすずかさんははやて嬢と同じかなりの策士。ただ天然が入っていて最後まで押し切るのがすずか流といった所。はやて嬢はなんか途中で恥ずかしがってヘタそうなイメージが。アリサさんは最初こそ強気なのだけど、恥ずかしがり屋な事が手伝って途中からヘタレそうなイメージが。アリサさんが攻めていながらも実はそれはすずかさんが上手に引き出して攻めさせている。実は受け姿勢ながらも攻めているのはすずかさんというのが２人の関係性です。
　ま、それはあくまで２人の世界に入った時のお話しで普段は、純粋に受け攻めが別れていると想像していますが。

　今回の小説のBGMとして考えたのはPS2ゲーム「Xenosaga II」のエンディング曲。原曲はオープニングでもあるそうですが、ゲーム自体は未プレイなので詳しくは知りません。作曲者の梶浦由記さんのファンなのでたまたま曲を知っていた次第。
　最初はNo.3の「Xenosaga II Opening Theme」を聞きながら話しを進めていたら、たまたまNo.30「Sweet Song」の歌詞を見てこれは意味合いとしてピッタリだろうと、こちらに変更。特に“To the lost horizon, I'm calling your name. Again and again”のフレーズがコトンとはまりました。心に。ちなみに英語歌詞なので詳しい意味・訳は分かりません。綴られている単語から何となく。英語の“口語文章”は苦手なのですよ。（＾＾ゞ
　気になるという方はこちら。海外サイトなのでオリジナルの英語歌詞だけですが、何となく意味を捕まえるには充分かな、と。

　元は連続性のあるシリーズものではなく、単に“枠”としての役目だった“TWINKLE STAFF”がいつのまにか完全な連続モノになりました。（＾＾ゞ　本当にこう言うのは書いてみなければ分からないもので、多分、その要因となっているのが、今回の小説の中にチラッと出てきています。それが何かは今後のお楽しみ。ちなみに前作の「幸せのらせん」ともそれは対になっているので、改めて読み直すと分かるかも？
　ここまで来られたのも一重に読んで下さる皆様のおかげです。今後ともお付き合いいただければ幸いです。あ、できればコメントとか感想とか欲しいですね。それではまた次回作で。