姉弟 -キョウダイ- の刻印

のうちらす（以下の）「はい。ということでキョウダイの刻印シリーズ第５弾「教子と秀一」をお送りしましたー！
　今日は終了後の座談会ということで、出演者の教子・アルウォンさんと秀一・アルウォンさんに来ていただいています」
教子（以下教）「どうも、教子・アルウォンです。今日は招いていただいてありがとうございます」
秀一（以下秀）「こんばんは。秀一・アルウォンです。よろしくお願いします」
の「はい、２人ともよろしくお願いします。
　それから！　今日はもう１人、特別ゲストを呼んでいます！」
教「特別ゲスト？」
秀「母さんかな？」
の「同じキョウダイの刻印シリーズに出演していただいている佐久理リクトさんです！」
リクト（以下リ）「こんばんは、リクトです。まさかこんな形で出演…」
教「あー！　アンタ」
の「おや、教子さん。知り合いですか？」
教「知り合いも何も…。ウチの母さんに料理の良さを吹き込んだ母親の息子です！」
リ「吹き込んだってのは、あんまり良い言い回しじゃないね。せめて教えた、と」
の「おやまぁ、そういう繋がりがあろうとは」
秀「のっちさん、わざとやってるね？」
の「ギク！　ま、まぁ一つ話しのきっかけが出来たということで。
　ところで教子さん。つまりリクトさんとは設定上、同じ学校の同級生ということになりますね」
教「そう。クラスは隣りだけどね。そっかリクトって名前だったっけねぇ」
リ「俺の名前、知らなかったの？」
教「まぁ、隣りのクラスだと名前覚えないし。顔は知っててもね。あとウチの母さん経由だからよけい情報がね」
の「そうですよね。隣りのクラスの子ってだけじゃ、それ以上の発展はありませんものねぇ」
秀「発展って２人はまさか！？」
教「？　シュー、何を期待したの？」
秀「え！？　えっと、その…」
の・リ「「お姉さんに彼氏が出来て、もっと女らしくなる様にだろ」ですよね」
教「な！」
の「おー！　リクトさん、ハモりましたなぁ」
リ「いやぁ、まさかのっち監督が同意見とは…」
教「こら、そこのロリ魂２人。何を意気投合しとるか？」
秀「だから姉さん。そういう所が…」
教「うるさい。そういう所ってことはアンタも同じことを…」
秀「いや、だから、その」
リ「ロリ魂とは何だ！　たまたま好きになったのは妹だったというだけで」
の「そうです！　家族を大事にするのはいけないのですか！？」
教「アンタらのは、家族を大事にするよりも、家族を崩壊させるでしょうが！！」
秀「姉さん、うまい！」
の「寝返りましたな、秀一くん」
リ「姉弟だなぁ、良く似てる」
教「誉め言葉と受け取っておくわ。
　ところで、のっち監督、今後の私たちの展望は？」
の「え？　お相手していただけるのなら、どこまでも」
教「私とアンタじゃない。私とシューの話しよ」
の「ありゃ、失礼しました。私はてっきり…」
秀「じーーーー」
の「コホン。
　お２人は今回、初お目見えということで、今後の展開がどうなるかはまだ決めてません」
秀「つまり僕らの出番はしばらく無いってこと？」
の「いえ、いくつかの案が上がっているので、それが固まり次第です」
教「いずれにしろ、すぐに出番は無いわけね」
の「まぁ、次に撮るとしたら、リクトさん周りの話しか、完全な新作になると思いますから。このシリーズ」
リ「新作？　まだ世界を広げる気か？」
の「この「教子と秀一」はファイルナンバーが11なんです。前回の「リクトとメイミ　その２」がファイルナンバー６。つまり、この間にネタとして考えていたお話しが４つあるわけでして」
教「だったらなぜ、私らの話しが先に？」
の「季節柄というやつですね」
秀「けど無茶苦茶遅れてるじゃん」
の「あうー」
リ「こら、のっち監督をあんまりイジメるなよ。ただでさえ周りに味方が少ないんだから」
の「グサ！　リクトさんまでシドイ…」
教「アンタもやってること同じでしょうが。全く…。
　ほら、のっちさん。いじけてないで話しの続き」
の「……グフ、教子姉さんの柔らかい胸」
秀「コイツ、どさくさに紛れて姉さんに抱きしめられてんじゃない！」
リ「うらやましい」
の「フ。
　とまぁ、こんなわけで秀一くんのシスコン度合いは、教子さんのブラコン度合いより遙かに上というわけで、お２人のポジションはほぼ確定と」
教「アンタ…」
の「そして、たまたま好きになった相手が妹だっただけで、実は巨乳好きということが判明したリクトさんの今後も見えましたなぁ」
リ「！！　こら、バカのっち！　そんなこと高らかに宣言すんな。妹は胸のこと、気にしてんだから」
秀「僕が姉さんに恋するはず」
教「そうよ。そんなことしたら、ウチの家族関係がぶっ壊れちゃうでしょう！」
秀「姉さん……」
教「あ、こら、そんな涙目で見るな、シュー」
の「どんなこといおうとも話しは私の思い通りに流れていくのですよ。皆々様方」
リ「な、頼む。胸の話しだけは…」
教「姉弟間の恋愛なんて以ての外だからね」
秀「姉さん……」
　
　はい、キョウダイの刻印シリーズ第５弾「教子と秀一」後書きでした。この２人については機会を見て、いずれまた。今回のお話しで他作品との繋がりを示しましたが、他にも繋がっているお話しはあります。そちらも機会を見つけて追々。
　では、また次回。